John Sotos博士は、心臓専門医にしてIntelのワールドワイドメディカルディレクターでもある。彼はモバイルヘルスが、いわゆる “世界最悪の病気” を打ち負かす鍵となると考える。
博士は、「HIMSS Connected Health Conference」で「世界最悪の病気とは、高血圧です。これは意外に思えるかもしれませんが、数字で証明できるほど、まぎれもない真実なのです。高血圧は、世界で命に関わる発作の半数以上、高血圧心臓病のすべて、半数以上の慢性腎不全の原因となっているのです。すなわち、世界中すべての死亡者の8人のうち1人の割合で、その原因が高血圧であるということです」と述べた。
高血圧がこれほどの死を引き起こしている驚くべき現状を述べながら、その高血圧自体は明らかに治療可能、と博士は述べた。
「ここに矛盾があります。我々は、世界中で高血圧が引き起こしている犠牲者を目撃しています。しかし、高血圧は容易に診断でき、治療でき、治療にあまりお金がかからず(1日に数円ほど) 、 そして、その治療は圧倒的に効果があるのです。しかし、アメリカでは、40%の人しか高血圧と診断されていません。そして、診断された人のなかで治療している人の50~80%しか、治療を忠実に行なっていません」
より良いデータ、モニタリングこそが、ここで多大な影響を与えることを可能にする。発見と忠実さが、高血圧に取り組むことの妨げとなっているからだ。血圧をモニターするために接続されている家庭用ヘルスデバイスは、すでに存在する。実際、血圧計カフは、初めてスマートフォンに接続されたヘルスデバイスの内のひとつでもある。
博士は現在出ている “個人用ヘルス” ソリューションの問題は、患者さんの参加を求め過ぎることだと考えている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』11月10日掲載)
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