2014年末、アトランタの糖尿病管理会社Rimidiは、ランダム化比較試験(RCT)に際し、129人の患者が同社のパイロット版ソフトを使ったと発表。同社は、現在行なっている研究の暫定結果をいくつか公表し、Rimidiの医療行為を受けた患者は、HbA1cが標準の治療よりも2%下がり、総コレステロールは標準の治療よりも50mg/dL下がった、としている。
Rimidiの『Diabetes+Me』システムでは、患者にモバイルアプリが支給される。アプリはTelcareやiHealthの血糖測定器とセットになっていて、患者はアプリを使って血糖値のトラッキングのほか、食事や運動、ストレスといった項目の値も追跡できる。また、糖尿病について学べる資料も糖尿病サイトやSNS連携を通じて閲覧できるほか、臨床医が記入した文章も閲覧できる。電子カルテに直接記載されている文章ではなく、プラットフォームのバックエンドに特別に入力されたものだ。
いったんデータがシステムに入ると、医師はそのデータを使って、新薬の効果を予測するなど、さまざまな治療オプションや医療行為をモデル化し、患者とそれらを共有できる。医師は投薬を変更するか、または食事や運動などの行動に変化を与えるのが適切かといったことを決められるのだ。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2016年1月26日掲載)
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