10月8日のMedical Economicsの記事、Manhattan Researchのある調査によると、多くの医師が、モバイルアプリなどのデジタルコミュニケーション技術を用いることで、患者の治療結果を改善しうると考えていることがわかった。
なかでも、1/3以上の医師が、食事やフィットネス関連を中心としたモバイルヘルスアプリの使用を患者に勧めたことがある点は注目に値する。この記事では、ヘルスケア関連の「モバイル革命」を論じている。
同調査によると、アプリを勧めた医師のうち、特定のアプリを患者に提案したのはわずか半数。ほとんどの医師はどのアプリを処方すべきかわからない、と報告している。多くのモバイルヘルスアプリは、ウェルネスとフィットネスに焦点を当て、慢性疾患のある患者に適している。モバイルヘルスアプリの臨床効果に関する限られたエビデンスは入手可能だが、これは患者のエクササイズ、ダイエット、禁煙をサポートするアプリを推奨するのに、医師にとって必要な情報ではない。しかし、このようなエビデンスは、慢性的な症状に対してアプリを処方したい医師には不可欠だ。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、これまで約100のモバイルヘルスアプリを承認し、当局が規制するモバイルヘルスアプリの種類を説明する指針を発行してきた。40%の医師が、モバイルアプリなどのデジタルコミュニケーション技術が患者の治療結果を改善するのに役立つと信じている。
記事原文はこちら(『Doctors Lounge』10月17日掲載)
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