iHealthは、最近大きな注目を集めている。その理由はApple、Epic、デューク大学、スタンフォード大学と協力し、Epic EHRにおいて端末からHealthkit経由で集められるデータを統合する、という報道が発端だ。
iHealthにとって、今回の件はいくつかの面で過去の研究の延長にすぎなかった。Taschetta氏が言うように「かつて立ち上げ、何年も実施してきた研究は、他の臨床システム同士を単純に統合しただけでした」。
しかし、これらのシステムは概して臨床システムというより、研究用のプラットフォームだった。例えば、iHealthは現在、UCSFやUCバークレー大学の研究者たちと新しいツールで提携し、同一アプリで捉えられたデータとともに改良されたiHealthの血圧バンドを使って血流依存性血管拡張反応の計測を行なっている。デューク大学とスタンフォード大学では、転機治験というより、小規模なパイロット実験や概念実証の研究に参加してきた。
とりわけ、血圧バンドの形をしたiHealth機器の別の研究アプリケーションは、USCFが始めた「Health e-Heart Study」で実践されている。現代の「Framingham研究(第二次大戦後にNHI主導で行なわれた大規模住民研究)」と呼ばれることもあるが、BP5などの接続された血圧バンドの利点は、より頻繁にデータを集められることである。健康に前向きに取り組む層でさえ、体重、血圧、心拍数に関する情報を数年に一度しか集められないが、接続された健康機器は、望む限りのデータを低価格で頻繁に入手できる。Taschetta氏は、「医療研究における(私たちの)力は、臨床研究の学習を向上させ、データを集める費用を削減します」と述べた。
記事原文はこちら(『MedicalApps』11月7日掲載)
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