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『mHealth Watch』注目ニュース:米保険会社が「プロスペクト理論」を使った健康アプリを開発

Posted by: mHealth Watch , 2018/03/19

『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。

今回注目したニュースはこちら!
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“米保険会社が「プロスペクト理論」を使った健康アプリを開発! 「アメとムチ」でAmazonのギフト券と交換できる『Go365』”

出典:humana

アメリカでは肥満が大問題。保険会社もあの手この手で健康促進につながるサービスを提供しています。そこで今回は、筆者が加入している保険会社を例に、運動を頑張りたくなるように設計されている健康アプリを紹介します。

健康に関するあらゆる取り組みを可視化してポイントに換算
筆者は家族で「Humana」という保険会社に加入しています。同社は『Go365』という健康アプリと提携しており、健康に関する取り組みをポイントとして貯めることが可能。例えば、歯科検診や眼科検診などの検診に行くと500ポイント、何も問題がなければさらに50ポイント、ジムへの入会で100ポイント付与されます。また、FitbitやApple watchなどのウェラブル端末と連携していて、日々の歩数100歩で1ポイントが加算されたり、睡眠時間や運動した時間など健康に関するあらゆる取り組みをポイントとして換算したりします。

ポイント数はアプリで常に確認できます。自分の日々の頑張りがポイントとしてたまっていくのが見えると嬉しくなるのが人間の心理。さらに、家族でポイントを合算できるので、休みの日には「ポイント稼ぎにみんなで散歩行こう」などということも増えました。

 

『Go365』は「インセンティブ」を与えることで、ユーザーの行動を変えることに成功しています。運動して得たポイントをモノなどに交換できることが刺激となり、運動する意欲が向上。その一方、心理的なインセンティブも考慮されており、例えばアプリを通して他の加入者と励まし合うことができるなど、継続的に健康増進を行っていけるように設計されています。

記事原文はこちら(『GetNaviweb』2018年2月15日掲載)

※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。

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『mHealth Watch』の視点!

今回注目するのは、米保険会社が「プロスペクト理論」を使った健康アプリを開発したというニュースです。

健康関連のアプリでは、ポイント付与などの「インセンティブ」で興味関心を持ってもらって取り組んでもらう仕掛けづくりが一般的です。「インセンティブ」には、「物理的インセンティブ」と「心理的インセンティブ」の2種類存在しています。

「物理的インセンティブ」とは、活動によってポイントが付与され、そのポイントで商品に還元できたりする、一般的なインセンティブです。もう一つの「心理的インセンティブ」とは、ステージがアップされたり、役割が与えられたりする内面的なインセンティブです。

ヘルスケアサービスでは、「物理的インセンティブ」が比較的健康への意識が低い無関心層向けのインセンティブで、「心理的インセンティブ」はどちらかというと、もう少し健康への意識が高まって、健康への取組みをしている人に効果的なインセンティブです。

「物理的インセンティブ」は、健康アプリやサービスの入り口では効果を発揮するのですが、継続という視点では、やはりインセンティブの目新しさなどを常に提供し継続を促すことが必要になります。また、インセンティブの目新しさなどを常に提供し続けることは、それなりの費用負担が発生するため、費用面での継続性も必要になってきます。

そんな中で今回の米保険会社が提供したアプリでは、インセンティブの新しい切り口として「プロスペクト理論」が使われていると紹介されています。この「プロスペクト理論」とは、「人は利益を得るときは確実性を優先し、損失を被るときはリスクを負ってでも最大限に回避したい」という考え方で、簡単にいうと「得する以上に損をしたくない」ということのようです。

実は、米国のヘルスケアサービスでは、この「プロスペクト理論」である「損をしたくない」という「逆インセンティブ」を活用しているサービスは既にいくつかあります。

今回の米保険会社が提供したアプリでの「プロスペクト理論」の使い方は、ゴールを常に可視化することで、ポイントが付与されないために回避するような行動につながるということのようです。

「損をしたくない」という「逆インセンティブ」はもっとわかりやすく、最後まで継続した場合は割引、もし最後まで継続できない場合には、正規料金の支払い義務が生じるなどといったほうがわかりやすく、実際の行動につながるような気がしています。

日本では、「プロスペクト理論」を使った「逆インセンティブ」を使ったヘルスケアサービスはまだまだ少ないですが、「本気」にさせるための「インセンティブ」としては効果的なのでこれから増えていくと予想しています。

 

satomi_prof『mHeath Watch』編集委員 里見 将史

株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。食コンディショニングアドバイザー

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タグ: Go365, Humana, インセンティブ, プロスペクト理論, ポイント, 保険会社, 健康アプリ

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