1型糖尿病を患う子どもでも、ハイブリッド型クローズドループシステムを搭載したインスリンポンプである、Medtronic社の『MiniMed 670G』にアクセスできるようになる。FDAがこの製品を子供にも使えるよう承認したからだ。
このデバイスは2016年、ハイブリッド型クローズドループシステムでインスリン投与を自動でコントロールするグルコースのモニタリングシステムとして、FDAにより初めて承認された。しかし当時、使用が認められたのは14歳を超える患者だけだった。今回の新たな承認により、7~14歳の子どもでもこの製品が使えるようになる。
このシステムの動作は、5分ごとにユーザーの体内にあるグルコースの水準を計測し、その結果によってインシュリン投与を調整することができる。患者が標準血糖値のレンジである70~180mg/dLの状態をキープできるようにするのが目標だ。FDAのリリースによると、このシステムは体内に装着されたセンサー、インシュリンのポンプ、投与パッチから構成され、これがインシュリンを運ぶカテーテルを備えたポンプとつながっている。
今回の承認は、Medtronicが7~13歳の子どもを対象にMiniMedシステムを使った研究を踏まえてなされた。この研究は、子どもたちが14~21歳の若者および22歳を超える成人と比較される形で行われた。研究の結果、これら3つの年代グループにおいて、HbA1の低下、全体的および夜間のグルコース変動の減少、目標とするグルコース水準を保つ時間の増加、目標とするグルコース水準外の時間の減少が観測された。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2018年6月21日掲載)
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