12週間にわたって177人が参加したHinge Health社の家庭用デジタルプログラムの試用で、ユーザの腰痛や身体的障害、そして手術への関心が大きく軽減された。
Hinge Healthのデジタルケアプログラム(以下、DCP)は、多くの筋骨格疾患患者のために設計されている。アプリをベースとしてウェアラブルセンサーを用いるエクササイズセラピーであり、バーチャルな認知行動指導やインタラクティブな患者指導を備えている。
DCPで少なくとも1つのエクササイズを完了させた参加者91名のうち、およそ3/4(69名)はすべてのプログラムを最後まで終えた。平均週間エンゲージメントは後者の方が大きく(75%対90%)、DCPを完走した参加者は、プログラムで週に3.0回の運動を推奨されていたのと対照的に、平均して週に3.8回の運動をしていた。
対照群と比較すると、DCPを提供された参加者は一次試験二次試験のすべての結果で、非常に大きく改善されたことを研究者は見出した。視覚的アナログ尺度を用いた測定では、62%の痛みが改善され、64%は痛みが日々の生活に与える影響が軽減された。対照群では、それぞれ3%と9%だった。「Modified Von Korff尺度」を用いた測定では、介入群でも痛み(52%対3%)や日常生活の不便さ(55%対9%)で大きな改善が見られ、また自分自身の状態に対する理解の向上(55%対19%)や手術への関心の減少(52%減少対53%上昇)も見られた。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年1月15日掲載)
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