スタンフォード大学の研究チームは、「音声アシスタントは質の高い健康情報を提供するには不向きである」とした調査内容を発表した。
なかでも、Amazonが提供する『Alexa』、Appleの『Siri』、『Google アシスタント』などの音声アシスタントが私たちの身近な存在になるにつれて、健康情報について検索するときは特に注意しなければならないと同大学は警鐘を鳴らしている。
「音声アシスタントが普及するにつれて、特に重要な健康問題に関しては、音声アシスタントが信頼できるソースから情報を引用しているかどうかを確認しなければなりません」と、スタンフォードの社会科学研究者であるGrace Hong氏は話す。
Hong氏は調査を進めるなかで、音声アシスタントががん検診に関する質問に答えられないことに加え、信頼できないソースからの引用や、検診に関する不正確な情報を提供する場合があることがわかったという。
詳しく分析していくと、『Siri』・『Google アシスタント』・『Cortana』によって提供された上位3つのWebサイトにおいて、がん検診を受けるべき年齢について正確な情報を提供したのは、約60〜70%にとどまったという。
記事原文はこちら(『TECHABLE』 2021年12月6日掲載)
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