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『mHealth Watch』注目ニュース:京都大学、ショート・メッセージによる行動変容技術で睡眠改善の効果を実証

Posted by: mHealth Watch , 2022/08/15

『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。

今回注目したニュースはこちら!
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“スマートフォンアプリによる睡眠改善の効果を実証
―ショート・メッセージによる行動変容技術の有効性―”

石見拓 医学研究科教授、降籏隆二 学生総合支援機構准教授らは、沖電気工業、ヘルステック研究所との共同研究で、不眠症の認知行動療法(CBT-I)を応用したスマートフォン向けのアプリケーションとして、「睡眠プロンプトアプリケーション(SPA)」を開発し、不眠に対する有効性を検証しました。

研究グループは、プロンプトとよばれるショート・メッセージを、利用者が受容しやすいタイミングで送信することで望ましい行動を誘発する行動変容技術を用いて、CBT-Iを応用したスマートフォン向けのアプリケーションを3者共同で開発しました。

有効性を検証するために睡眠の問題を自覚する労働者116名(SPAを使用する介入群[n=60]と対照群[n=56])を対象に、介入期間を4週間として並行群間無作為化対照試験を行いました。主要評価項目として不眠重症度質問票(ISI)を測定し、主要評価項目の解析には線形混合モデルを用いました。

主要評価項目に関して、組入時のISIの平均値は両群ともに9.2でしたが、4週間後の平均値は介入群6.8、対照群8.0であり、ISIの変化の違いは統計学的に有意でした(P=0.03)。これにより睡眠の問題を自覚する労働者を対象とした臨床試験において、SPAの有効性が示されました。

本研究成果は、2022年7月25日に、国際学術誌「Journal of Medical Internet Research」にオンライン掲載されました。

研究者のコメント
「大学の健康管理部門の仕事をしておりましたので教職員や学生の皆様の健康増進に役立つ研究をしたいと取り組んでまいりました。本研究の成果は、エビデンスに基づいた良質なPHR(パ―ソナルヘルスレコード)によるヘルスケアサービス提供のロールモデルとなると考えています」(石見拓)

「不眠症の認知行動療法は、薬を使わずに睡眠を改善する有用な治療法ですが、日本の医療機関で実施できる施設は限られています。また不眠による苦痛があっても医療機関を受診されない方も多くいます。この治療のエッセンスを幅広い方に届け、人々の睡眠に改善をもたらす方法を開発することが本研究の目的です」(降籏隆二)

詳しい研究内容について
スマートフォンアプリによる睡眠改善の効果を実証―ショート・メッセージによる行動変容技術の有効性―

プレスリリースはこちら(京都大学 2022年7月26日掲載)

※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。

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『mHealth Watch』の視点!

今回注目するのは、京都大学が発表したスマートフォンアプリのショート・メッセージの活用による睡眠改善の効果に関してです。

京都大学の研究では、ショート・メッセージを、利用者が受容しやすいタイミングで送信することで望ましい行動を誘発する行動変容技術を用いて、スマートフォン向けのアプリケーションを沖電気工業とヘルステック研究所の3 者共同で開発し、睡眠の問題を自覚する労働者に対して行い、不眠の重症度を評価する質問票によって改善が見らたとのことです。

今回のポイントは、やはりスマートフォンアプリのショート・メッセージが睡眠の改善につながったという点です。

ショート・メッセージは、ひとりひとりの生活習慣に適した健康行動の促進に向けたメッセージが、タイムリーに送信される技術が用いられ、そのショート・メッセージも対象者が受容しやすいタイミングでタイムリーに送られる技術でもあるというものです。

内容もタイミングもパーソナライズされているということは、まずは見てもらえる、読んでもらえるハードルはクリアできる確率は高まります。

また、ショート・メッセージの内容はわかりませんが、ショート・メッセージをきっかけに、アプリ内の睡眠日誌の記録といったことにつながって、睡眠、生活習慣などの振り返りのサイクルが好循環し、行動自体が良い方向に改善し、結果的に不眠、睡眠が改善したのだと思います。

情報提供は多くのサービス、プログラムでも取り入れて提供している機能ですが、ポイントになってくるのでが、やはり内容と送信されるタイミングも含めたパーソナライズ化であり、また提供した情報、メッセージからいかに行動への流れ、誘導を利用者の意識を含めて促すかといった点だと思います。

どんなに役立つ情報、メッセージを送ったとしても、行動に結びつかないと意味がありません。やはり、ヘルスリテラシーの本来に意味でもあると「使いこなせる」といった部分まで含めた情報、メッセージが必要になるのです。

情報提供にはパーソナライズ化は、効果を期待する上では外せない要素です。それにプラスして、行動に結びつけるための情報提供、メッセージは、さらに必要な要素であり、今後求めらるヘルスコミュニケーションになると思われます。

 

『mHealth Watch』編集委員 里見 将史

株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。

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タグ: すいみん, アプリ, ショート・メッセージ, 京都大学, 行動変容

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