ネオス株式会社が運営する企業向け健康促進ソリューション『RenoBody ウォーキングイベントサービス』。本稿は、サービスを導入した企業担当者に、社の健康経営の取り組みを伺うインタビューシリーズです。第2回は、株式会社建設技術研究所様にお話を伺いました。(取材日:2017年12月12日/インタビュアー:中島 暖、秋元直樹/撮影:小松智幸)
株式会社建設技術研究所 総務部長 武藤章生氏(写真左)
株式会社建設技術研究所 総務部 石尾圭太氏(写真右)
全社的な健康経営取り組みの元年として様々な催しを企画
Q:健康経営に関連した取り組みは、どのくらいの時期から検討されていましたか?
2017年の春からは、いろんな試みを行なっています。従業員向けに、食の安全をテーマにした「健康セミナー」や、快適な職場環境づくりの一環で行なった「先進的オフィス見学会」、インフルエンザの集団予防接種、ヘルシーなお弁当を販売する「社食DELI」トライアル販売など、結構色々やっていますね。あと、近日中にさいたま事業所で「サントリーGREEN+(※)」に対応した自動販売機を設置する予定です。
※自動販売機とスマートフォンアプリを連携し、自動販売機での飲料購入や歩数で貯まったポイントを使って特保飲料と交換できる、企業向け健康経営サポートサービス。
イベントを通じて1ヵ月でマイナス8kgを達成した参加者も
Q:参加スタッフ様の取り組みの傾向や印象的なエピソードなどはありますか?
参加傾向を見ると、40~50代が積極的でしたね。あと、部長が積極的な部は、参加率も高い傾向にあったと思います。イベント中で印象的だったのは、社内の会話で「ウォーキング」の単語が飛び交っていたことです。
イベントで特にがんばったスタッフでは、毎日22kmの距離を徒歩で帰宅して、1ヵ月で8kg絞った参加者がいます(笑)。春の健康診断でメタボアラートが出たそうで、そこで一念発起されて取り組んだみたいですね。もちろん、歩くだけではなくて、食事内容も含めて総合的に見直した結果のようです。
地方事業所との中継やトロフィーも用意した表彰式を実施
Q.上位入賞者に向けたインセンティブや結果発表など、どんな準備をしたのでしょうか?
イベントでは、上位入賞部署や入賞者、特定の順位の方に向けてQUOカード、特保飲料などの記念品を用意しました。また、社内での表彰式も行ないました。弊社は地方の事業所もあるので、表彰式はビデオ会議で繋げて、産業医の先生が用意してくれたトロフィーを授与したり、本格的な内容になったんじゃないかと思います。そのための準備で賞状や受賞ボードを手作りしたり、手間はかかりました(笑)。
初回のイベントだったので、社内に向けても力の入った催しだったとアピールできたのではないかと思います。次を企画した時に、スタッフには積極的に参加してほしいですから。その甲斐あってか、産業医の先生からさっそく「次はいつやるの?」と言われました(笑)。
インセンティブ、表彰式も含め、イベント継続や多くの社員を巻き込むための刺激として必要だと思いました。あと、個人賞よりグループ賞を充実させると参加率がより高くなる傾向が見えました。
Q.イベント実施後、スタッフ様の健康意識が変わったような実感はありますか。
フロアの雰囲気を見ていると、1日8,000歩を下回らないように意識するようになった人が多くなった実感がありますね。先に紹介した大きく効果の出た人もいましたし、一定の健康意識は根付いたのではないかな、と思います。
イベント企画側の感想としては、今回は限られた範囲でのトライアル的なイベントだったんですが、全社規模で行なえるのではないかと思いました。皆が『RenoBody』アプリをインストールしたスマートフォンで参加してくれれば、大人数でやれますよね。次回やる場合は、もっと多くの人を巻き込んで実施したいです。
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