ネオス株式会社が運営する企業向け健康促進ソリューション『RenoBody ウォーキングイベントサービス』。本稿は、サービスを導入した企業担当者に、社の健康経営の取り組みを伺うインタビューシリーズです。第5回は、株式会社クロスキャット様にお話を伺いました。(取材日:2018年7月25日/インタビュアー:村上友輝)
株式会社クロスキャット 働き方改革推進室・江本 豊氏(写真左)、営業統括部・成瀬真伯氏(写真右)
従来の健康に対する啓蒙活動に加え、アクティブな取り組みとしてウォーキングイベントを実施
Q:今回の『RenoBody ウォーキングイベントサービス』は、社内のどういった方たちを対象に実施されましたか?
弊社およびグループ会社の従業員を対象に、個人戦と団体戦。測定には平均歩数プラス、1日8,000歩以上で付与されるポイントで競うルールにしました。参加人数は300名目標で、実際は279人、40チームが参加しました。イベントが終わってみると、ポイント付与基準としては8,000歩目標は低かったのかな、と思ってます。期間は61日間のなかで、毎日8,000歩をクリアする人が予想以上に多かったのが印象的でした。
Q:自社のこれまでの取り組みや、健康経営を意識した催しなどの実施は?
会社の経営方針として「定期健康診断の受診率を100%にしよう」という取り組みを行なっています。また、啓蒙活動の一環で有給消化を促す試み。健康増進のために有休奨励日を設けたりしています。アクティブな取り組みとしては今回の『RenoBody ウォーキングイベントサービス』が初めてで、今後は啓蒙活動と今回のウォーキングイベントのような催しを組み合わせて、従業員の意識改革を進めていきたいと思っています。
Q:上位入賞者などに対するインセンティブは設定されましたか?
インセンティブにはQUOカードを用意しました。できるだけ広くインセンティブを渡したい、という意図から金額は明示せず、「成績上位者にはQUOカードを進呈」という案内にしていました。春、秋に分けてイベントを設定したので、忘年会で上位チームを表彰する予定です。
コミュニケーション促進のため、新入社員×先輩社員をセットにしたグルーピングを実施
Q:『RenoBody ウォーキングイベントサービス』に参加された方たちの取り組みの傾向や印象的なエピソードなどはありますか?
「歩く」という習慣については、今回のイベントをきっかけに意識が変わったと思います。イベント中、通勤の乗降駅を変えて、毎日1~2駅分を歩くツワモノが、結構いました。特に、高い年齢層にその傾向が多かったのが特徴的でした。
今回のイベントでの試みとして、新入社員をあえて少人数に分け、そこに先輩社員をセットで組み込む、というチームを6つ作りました。イベントを通じて、先輩後輩間のコミュニケーション機会を増やすことがねらいでした。チームによっては自主的な活動として、会社の近所を散策したり休日にみんなで高尾山に登ったりと、意欲的なところもありました。イベント実施前と後の様子を比べてみると、やはりチームを組んだメンバー間のコミュニケーションが活発になった実感はありますね。ここは参加した当人に語ってもらいましょう。
<ここでウォーキングイベントに参加された新入社員・坂本さんが登場し、イベント中の模様や感想を語っていただきました>
これまで歩数計を使ったことはなかったんですが、イベントを通じて『RenoBody』アプリを入れてからは、スマートフォンに表示される歩数を気にするようになりました。帰り道、少し遠回りして帰るとか、イベント終了後も習慣になってるような気がします。歩こうとする機会が増えたというか。
ウォーキングイベント中は、2チーム合同の催しで高尾山に登りました。ほとんどが高尾山に登るのは初めての人ばかりでしたね。チーム戦は、先輩社員の方々と組んでのイベント参加だったんですが、新入社員研修では出会えない会社の方との関わり方ができて新鮮でした。イベント中、同期のひとりは希望の配属先をどこにしようか迷っていたんですが、先輩に相談して配属先の参考にしていたりもしました。会社の外でのコミュニケーションは、職場では出てこない話題で盛り上がったりできて、このウォーキングイベントはとても良かった、と思っています。
Comments are closed.