カリフォルニア州のマウンテンビューにあるBeddr社は、法人市場向けに、従業員の睡眠追跡装置、毎週のコーチング、専門家への紹介を提供する新しいプログラムの開始を発表した。
「Beddrのプログラムは、慢性的な睡眠障害に関するさまざまな肉体的、心理的要因や、ライフスタイル上の要因を抱えている人に効果があります」と、Beddrの共同創設者兼CEOのMichael Kisch氏は述べている。「睡眠に関する問題の根本原因を理解し、医師に気軽に相談したりコーチングを受けたりできるようにすることで、当社のユーザーの内、自分の睡眠状態を把握し、自分の選択が全体的な睡眠の質にどれほどの影響を与えるかを理解している人の割合は、全人口に比べて大幅に増加しています」
法人向けサービスの中核となるのは、Beddrが昨年後半に発表したFDA登録済みのセンサーである『Beddr’s SleepTuner』だ。このデバイスは、ユーザーの額に密着させ、血中酸素濃度、心拍数、睡眠時の姿勢、無呼吸状態を測定する。これらのデータは、接続されているモバイルアプリに送信され、ユーザーが睡眠の質の傾向や、対応するためにとりうるアプローチを確認できる。
同社のプログラムには、接続されたデバイスとアプリの他に、睡眠に関する4週間のコーチングが含まれている。このコーチング セッションでは、記録したユーザーのデータを参考にして、睡眠に重点を置いたアクション プランを策定する。このプランは、毎週のセッションでコーチから従業員に説明される。このプログラムに登録している人が、睡眠時無呼吸症候群や深刻な病気の危険があると判断された場合、睡眠に関して全米中で対応可能な医師のネットワークに直接照会する。
雇用者は、Beddrの全プログラムを1人あたり349ドルで購入できる。同社によると、関心のある人は、月額料金制でコーチングを継続して受けることもできる。また、同社は、将来的にはこのプログラムを、一般消費者が利用できるようにする予定だと述べている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年10月22日掲載)
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