Fitbitは、多くの『Force』ユーザーが原因不明の皮膚炎の症状を訴えたことから、自主的に製品をリコールすると発表した。この追跡端末を装着した後、数週間で発作が起きる事例が見られた。
FitbitのCEO・James Park氏は、顧客への公開書簡で「最近、『Force』ユーザーのなかに皮膚炎の症状が出た人がいた」としたうえで、「このタイプの皮膚炎を訴えたのは『Force』ユーザーのわずか1.7%だが、当社は顧客ひとり一人のことを大切にしている。Fitbitチーム全体を代表して、症状の出たすべての方に謝罪する」と述べた。
Fitbitはまだ今回の症状の原因を特定したわけではないようだ。当初は、ブレスレット部分のニッケルに対するアレルギー反応と思われた。「Consumer Affairs」による最近のレポートでは、『Force』に対するユーザーの反応と典型的なニッケルアレルギーとの間にいくつか整合的でない部分が指摘されており、なかには時間軸と発作の場所に問題があったほか、絶縁テープが付いた状態でデバイスを着けていたにも関わらず症状を訴えていた人もいた。
Park氏は、「すべての『Force』の物質は、一般の消費材料で使われているものと同じだが、ユーザーのなかには、このデバイスに使われている精密なステンレススチールにあるニッケルに反応する人がいたのかもしれない。そのほか、別のユーザーはストラップに使われている物質や製品を組み立てる際に使う接着剤に対してアレルギー反応が出たのかもしれない」と記している。
Comments are closed.