「One In Four Lives」グループは、遠隔医療で回避可能な慢性疾患に関する説明で、オーストラリアにある公立病院のコストを年間約40億ドル削減できる可能性があり、また医師の診察を受けるために数ヵ月待っている数千人のオーストラリア人の医療ケアを受けやすくなる、と予測している。
「One In Four Lives」の名前の由来は、約600万人、またはオーストラリア人の4人にひとりが慢性的健康状態の影響を受けているという事実から。
これは、病院ベッドの日数の60%を占め、保険予算が大きな負担となっており、また公衆衛生コストは年間170億ドルと見積もられている。
レポートでは、オーストラリアの医療システムは、現在の形では持続不可能であると認識されている。
国庫モデルでは、現在の傾向だと医療費は2046年までに州からの全収益の100%以上を消費すると予測している。
「One In Four Lives」は、オーストラリア情報産業協会、BT、Anywhere Healthcare、Philips、ウエスタンシドニー大学などを含む、広範囲に渡る医療産業の組織の共同体である。
委員会長であるBT組織長Lisa Altman博士は、「成長する遠隔医療への産業の参加を促進し、政府の保険予算に追加負担をかけることなく、改革を通してより安く、より早く、より効率的なヘルスケアソリューションを提供することが狙いだ」と語った。
彼女は、アメリカ合衆国退役軍人省や、イギリス保健省に実施される世界最大のプログラム「Whole System Demonstrator Program」のような大規模な展開を指し、遠隔医療の実例はすでに存在していると語った。
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