Canalys社のレポートによると、2014年第1四半期、Fitbitはマーケットシェアの大部分を獲得した。270万のウェアラブル端末の出荷数の50%がFitbitの製品であった。レポートでは、皮膚アレルギーによる『Fitbit Force』リコールは、Fitbitの売上の勢いを鈍らせることはなく、影響は米国とカナダにとどまったようだ、としている。
Canalysは、出荷の測定基準をふたつのカテゴリーに分類した。FitbitとNikeは、「ベーシックバンド」のカテゴリーに分類されるが、もうひとつのカテゴリーは「スマートバンド」で、ここにはPebble、Sony、Samsungが分類されている。同社はベーシックバンドを「特定の機能を提供し、スマートデバイスに接続するアクセサリーとして機能するが、サードパーティー製アプリケーションを動作させることができないもの」と定義している。一方、スマートバンドについては、「多くの機能を持ち、スマートデバイスに接続するアクセサリーとして機能し、サードバーティー製アプリケーションを動作させることができる」としている。
CanalysのアナリストDaniel Matte氏は、文書中で「はっきり言ってしまうと、Nikeの『FuelBand』は、売上面で不利な戦いを強いられている。ライバルであるFitbitのスピード、世界へのアプローチ、広い販売チャンネル、他のフィットネスコミュニティーとの統合、優れたWebサイト、マルチプラットフォームサポートは、大きなアドバンテージの現われだ」と述べた。
Nikeの出荷数は、ベーシックバンドの出荷数全体のわずか10%に過ぎない。Canalysによると、Nikeは3,000万人の消費者からなるNike+ユーザーを活用し、アパレル製品の販売促進を行なっている。Canalysは、Appleが発売すると噂される『iWatch』に、Nikeのソフトウェアが対応することも期待している。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』5月22日掲載)
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