Sharp Rees-StealyメディカルセンターとAmerigroup Floridaは共同で、喘息患者にアプリケーションと装置を支給する新たなヘルスケアを提供する。
両システムは、呼吸器のヘルスマネジメントプログラムの一環として、喘息の症状の要因を監視するために、標準吸入器に取り付けられるPropeller Healthのアプリとセンサーを支給する。
Propeller Healthだけではなく、例えばAsthmaMDは、肺の機能を測定する最大呼気流量計を提供し、iSoneaは服薬アドヒアランスを評価する。このユニークな3つの装置を使えば、患者の症状を良い結果に導き、医療機関へ行く回数を減らすことができる。
<AsthmaMD>
新しい市場はどこも同じようだが、AsthmaMDのような喘息の対処法を提供する会社は、潜在的顧客のニーズに応えることを目標にしている。AsthmaMDの場合、共同設立者のSam Pejham氏は、プロフェッショナルのヘルスケア市場が、主要な問題の答えを見つけるために、クラウドソースデータを欲しがっていることを理解している。100,000名のユーザーを持つAsthmaMDは、研究者たちが求めている統計データを持っている、と言えるのだ。
集められた総合データには、患者の所在地が含まれ、その所在地は患者の住所だけでなく、肺機能の測定が行なわれた時の場所(GPSによる情報)をも含む。その他に付属ソフトにより集められるデータは、薬の名前や用量、また1日に服用する回数などがある。患者は喘息の発作の重症度を説明する記録の追加もできる。
AsthmaMDによる研究はふたつのグループで行なわれ、ひとつはコントロールグループで、モバイルソリューションを時々使い、もうひとつはアクティブユーザーグループである。研究の結果、アクティブグループのユーザーは、コントロールグループに比べて肺の機能が10%向上したことがわかっている。他にも、英国で6,000名のユーザーを対象に実施された研究によると、AsthmaMDは入院や再入院の割合が減少したことを確認している。
記事原文はこちら(『mHealth News』6月23日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.