あるモバイルヘルスの会社が、ウェアラブルな心臓モニタリングソリューションに、リアルタイムの心房細動検出機能を組み込もうと計画している。リアルタイム治療管理と緊急警報とのギャップを埋めて、命の危険がある状況に医療関係者がより素早く対応できるようにするためだ。
サンフランシスコに本社を置くAliveCor社は先日、「FDA(アメリカ食品医薬品局)より心房細動検出のアルゴリズムの承認を得た」と発表。この心房細動は、心不整脈の典型的な症状のひとつで、40歳以上の成人の約25%に見られるが、この検出により心臓発作の兆候を従来の5倍以上の感度で調べられる。AliveCorの心臓モニターの利用者は、スマートフォンで動作する新たなツールを用いることで、心臓発作の兆候の可能性がある心房細動の異常を即座に検出できるのだ。
AliveCor社CEO、Euan Thomson氏は、mHealth Newsに「皆さんがいつでもお好きな時に、簡単にチェックできるようになります。このシステムが自動的に心房細動を検出して問題があれば警告してくれます」と語った。
心房細動検出は難しい技術であり、AliveCorの新アルゴリズムは価値がある。例えば心臓の動悸などの症状は判別が難しいばかりに、あまり注目されなかった。従来、患者はかなりの長期にわたり毎日、30日~時には60日間も、電極を取り付けられて心電図を取られ、医者が心電図を見比べ、グラフ化してやっと異常が検出できたのだ。
記事原文はこちら(『mHealth News』8月27日掲載)
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