トロントの研究者グループは、アルコール禁断症状による震えを計測し、その震えが本物かどうかを見極めることを目標としたアプリを開発した。
トロント大学の声明によると、アルコールの禁断症状によって震えが引き起こされる場合、通常は睡眠剤が処方される。しかし、薬の常習者は医療処方をもらうためにわざと震えを演じることがある。
実際には禁断症状のない患者に対し、医師が薬を処方するのを防止するため、PhD課程のNarges Norouzi氏、Mount Sinai病院の緊急医Bjug Borgundvaag氏、トロント大学助教授のParham Aarabi氏らがアプリを開発。開発されたアプリは、まだ研究中の段階だ(FDAの承認は得られておらず、商用にも利用されていない)。
このアプリの使用方法は、患者が手を伸ばした状態で電話を持ち、画面を開く。アプリがタイマーをセットし、一定期間、患者の震えを計測する。ユーザーが手を震わす際の頻度をiPhoneの加速度計で計測し、本当に震えているかどうかを判定する。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』9月3日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.