NIH(アメリカ国立衛生研究所)の助成金で行なわれた小規模の予備調査によると、遠隔地でスマートフォンで撮った動画を活用した自閉症診断は、対面の診断の87%の精度であることが判明した。
「NODAシステム(自然的観察による診断評価)」は、ジョージア州アトランタに拠点を置く、Behavior Imaging Solutions社が開発したアプリである。ジョージア工科大学の研究者であり、NODAプラットフォームに関する複数の研究を行なうAgata Rozga氏は、企業に同大学の相互運用及びIntegration Innovation Lab(I3L)で生み出されたテクノロジーを示した。
彼女は、「問題は、自閉症の認知は進んでいるにも関わらず、保護者が自身の子供になにか欠けているものがあることに最初に気付いた時と、実際に診断のために彼らに診療室を訪れてもらう時には、大きな時間差があります。子供達は、その早期の危機的状況の際に手当の機会を逸しているのです」と述べた。
同アプリは、保護者に次の3つの状況下で子供の動画を10分間撮影するよう指示する。1.食事中、2.ひとりで遊んでいる時、3.他の人と遊んでいる時。4番目の動画スロットは、保護者の関心事や観察したことを記録するためのものだ。また、同アプリは、保護者にそのプロセスを通じ、評定医師が最大限活用できる動画作成の助けとなる。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』11月21日掲載)
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