米国の病院・医療システム向け通信サービスの主要プロバイダーが、安全なテキストメッセージをプラットフォームに追加した。
Vocera Communications社(本社:カリフォルニア州サンノゼ)の関係者が、同社の顧客である800以上の病院向けプラットフォームに、クラウドベースのテキストメッセージサービス(Vocera Secure Texting)を無料で追加する、と語った。このソリューションは2015年第2四半期の稼働が予定されており、また、4月にシカゴで開催される「HIMSS15」で展示される。
この動きは、わが国の医療システムにおける主要な障害に対処するものだ。すなわち、医師や看護師等の医療チーム関係者を即座に結び付ける、リアルタイムな通信プラットフォームが必要とされている。Joint Commission社の研究によると、病院内の事故死や重傷の約70%がコミュニケーションギャップに関係していることが明らかになっている。また、メリーランド大学の研究によれば、このようなコミュニケーションギャップによる金銭的コストは年間120億ドルに達している。
Vocera社の関係者は、このプラットフォームをSMSの代替手段とみている。SMSはHIPAAに準拠していない、リスクを伴う通信手段であるが、特に自分の携帯機器を使用している多くの臨床医に利用されている。彼らにとっては、必要がリスクを上回っている。実際、最近のSpyglass社の調査によれば、90%以上の医師がSMSの使用を認めており、その多くが、適切な医療連携のために必要なツールを提供していないとして管理者を非難している。
記事原文はこちら(『mHealth News』2月5日掲載)
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