ChartSpan社 (本社ノースカロライナ州グリーンビル) は、従来からの出資者であるByrne Medical社のDon Byrne氏と交渉の結果、170万ドルを調達した。これにより、ChartSpan社の総資金は300万ドル近くになる。
同社は患者向けのPHR(個人健康記録)ツールを販売している。これは、さまざまな電子形式の情報をインポートできるだけでなく、機械学習と光学式文字認識によって、紙に書かれた記録を変換して構造化されたデータにできる。ChartSpan社はiPhone向けアプリを10月にリリースし、その6週間後にiPad版をリリースした。同社によると、このiOSアプリを使うことで、患者は医療機関に記録を請求し、別の医療機関に送信できる。このアプリはEHR(電子カルテ)からデータをインポートする方法のひとつとして、Blue Button Plusを用いている。
ChartSpan社のアプリは発売以来、4ヵ月間で10万ダウンロードを記録している。
同社共同創立者でCEOのJon-Michial Carter氏は、MobiHealthNewsに対して「我々は医療記録に対して、思い切った逆張りのアプローチを取っている。我々の考えは、相互運用できない医療機関に頼ることではない。患者が自分の電子医療記録を手に入手できるようにする、ということだけでも難しいだろうが、それだけでなく、患者が電子記録を手に入れられない場合にそれを作成してはどうかということだ。つまり、現在、患者の記録のうち94%は紙に書かれているのだが、手動でデータ入力することなく、データ変換ツールを使えるようにする。そのツールを使えば、Walgreensのドライブスルーで処方薬を受け取っている間に紙の記録を変換し、その薬の写真を撮れば記録できるようになる」と語った。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2月27日掲載)
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