カルフォルニア州バークレイに本拠地を置く、スマートフォン対応の聴診器メーカーEko Devices社は、現在の投資元Founder.org社によって統率されている投資家グループの会議で、200万ドルの投資を得た。そのグループには、Stanford StartX社と、元HHSの顧問John Noonan氏、そして楽曲認識関連の会社、Shazamをはじめとする、スタンフォード大の学生を支援する資本家グループの参加があった。これにより、現在までに同社にもたらされた資本金は280万ドルとなった。
コア(Core)と呼ばれるEko Devices社のデバイスは、アナログ式の聴診器に接続され、音声情報を記録し、その情報をBluetooth経由でアプリに送る。医師は心音をビジュアル化して記録し、音を分析可能。医師はアプリやポータルサイトを使って、心音の報告書と記録を特定の電子カルテに添付できる。現在、同社の顧客は心臓に関するデータを、drchrono EHRを使ってプロバイダーに送れるが、開発業者は、その他のEHRとの統合に取り組んでいる。
このアプリとデバイスは、今年の夏に市場販売が開始されるが、Eko Devices社の共同創始者であり、最高執行責任者であるJason Bellet氏はMobiHealthNewsに対し、「このアプリは、『phonocardiogram』と呼ばれる心音の波形をとらえて、医者が心音をリアルタイムでチェックして、異常を指摘できるようになるだろう。このアプリは最終的に、同社が研究中のアルゴリズムに基づいた、独自の心音分析を提供できるようになると考えている。さらに、そのアルゴリズムを臨床検査や調整過程を通過させる必要があるだろう」と述べた。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』3月12日掲載)
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