ニューヨーク市を拠点とするCohero Health社は、スマートフォンに接続するスパイロメータ(肺活量計)に関して、FDA(米国食品医薬品局)の510(k)承認を受けた。Bluetoothで接続するこのデバイスは、臨床段階のスパイロメータと同等の精度で重要な肺機能を測定し、そのデータをスマートフォンやタブレットに送る。
Cohero Healthは、すでにMount Sinai医療センターでのパイロットスタディで、このスパイロメータを服薬アドヒアランスのトラッキングプラットフォームの一環として使用している。Cohero Healthは、スパイロメータと吸入器センサーの両方を使用することにより、吸入器の使用と肺機能の状況を追跡できる。
昨年の秋、Cohero Health社共同創業者で社長のDaniel Weinstein氏は、MobiHealthNewsに対し、「私たちは制御薬の使用を追跡しているので、救助吸入器の使用とその結果によって生じる肺機能の変化も追跡できます。これら3つのものを組み合わせることにより、私たちはいくつかの実にクールな予測分析を行なえます。患者固有の観点から『この患者は有害事象に向かっている』と判断したり、『この患者は薬を正しい方法で飲んでいるが、状態が良くなっていない。もしかすると医師が処方を変える必要があるのかも』など検討できます。また、マクロな分析も可能で、ある下位集団が特定の薬で良くなるのか、悪くなるのかを追跡できる点は、製薬会社にとって有益です。そのため、私たちは製薬会社の製品について患者集団をモニタリングできるという点で、多大な関心を得ています」と語った。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』6月2日掲載)
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