次にTan氏は、紫外線照射量の説明に移った。今回の新しいデータタイプのひとつとして、個人の紫外線照射量を計測するため、Appleは使用者に自身の肌タイプを選択してもらうようになるだろう、と明かした。
「日光に存在する紫外線の放射は、人の健康にとって有益、または有害でもあります。ビタミンDの生成を促し、気分や健康状態を改善してくれますが、炎症を伴う日焼けや、長期にわたる肌へのダメージ、白内障を引き起こすなどの悪影響もあります。日光下で長時間過ごす時は、日光によるダメージを受ける可能性がもっとも高い時間がいつなのか知ることができれば、役に立つのではないでしょうか? 個人の紫外線照射量を計測する便利な装置もあります。私たちは、紫外線照射量を計測するアプリやセンサーのために『UV Exposure』と呼ばれる、新しい定量タイプに取り組んでいます。紫外線指数を最小の0からもっとも危険とされる12まで、計測精度に優れた表示を可能にします。
もちろん、紫外線照射量だけで日光によるダメージをすべて計測できるわけではありません。着用している衣服、肌に塗った日焼け止めや、個人の肌タイプによっても変わってきます。最後に述べた個人の肌タイプについては、HealthKitに『Fitzpatrick肌タイプ』という新しい特徴を加えました。これは日焼けの度合いを指標にしたFitzpatrick分類によって個人の肌タイプを表わすものです。iOS 8.3の絵文字はFitzpatrick分類に基づいています。左側はタイプ1で、非常に色が白くすぐに日焼けする肌タイプで、右側は、濃い茶色や黒色で、ひどい日焼けを起こさない肌です」
記事原文はこちら(『mobihealthnews』6月16日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.