米食品医薬品局(FDA)は6月18日、視覚障害者に向けた“舌で見る”機器『Brain Port V100』に対し、米国内での販売を承認したと発表。カメラの映像を電気信号に変換し、舌に装着した電極で受信するというもの。開発元の米Wicab社によると、使えるようになるまで1年ほどの訓練が必要だが、文字の判読などが可能になった例もあるという。
今回、FDAに承認された『Brain Port V100』は、目が見えるようになったり、映像が脳に届けられたりするわけではなく、サングラスに搭載されたカメラの映像が電気信号に変換され、舌先に着けた電極を通して舌に振動や刺激として伝えられる。舌に伝えられた刺激の強さの違いから、対象物の形や動き、大きさ、自分との距離などが認識できるという。
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