ヘルスケアにおいて、引き継ぎの段階で問題が起こるケースが見られる。患者が病院やクリニックから退院して家に戻る時、病院から別の施設への移動、診療所から専門医への移行、あるいは院内での部屋変更でさえ、ケアになんらかの支障が生じることがある。コミュニケーションが断たれ、カルテへのアクセスが遮られ、ケアチームメンバーは暗闇に取り残されてしまうのだ。
そんな時、モバイルヘルスのツールやプラットフォームが活躍し、ケアの引き継ぎをスムーズに行なう。医者や患者と行動を共にするアプリやデバイス、あるいはモバイルデバイスからアクセス可能なプラットフォームがリアルタイムのコミュニケーションや重要なリソースへのアクセスを可能にし、スムーズで安定した臨床改善が期待できる。
では、ケアの引き継ぎから発生する過失の代償はどのくらいか? Emmi Solutions社のインフォグラフィックによると、過失により再入院、臨床的合併症、医療費負担者のフラストレーションの増加を引き起こす、としている。同社のブログにこんなことが書かれている。「医療組織には、患者自身が積極的に退院後の治療に取り組むことができ、支えにできるような効果的かつ測定可能な手段が必要である」と。
記事原文はこちら(『mHealth News』7月8日掲載)
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