イギリスの遠隔医療会社PushDoctorが発表した新しいレポートによると、調査対象となったイギリス国民の58%が何種類かのヘルス、ウェルネス技術を使用していたことが明らかになった。また、ヘルスケアマーケティンググループIpsos Healthのレポートでは、イギリス、ドイツ、そしてフランスでインタビューを受けた131人のプライマリーケアドクターの72%が、すでに少なくともひとつ以上のデジタルヘルス技術方式を自分たちの患者に使用、または推奨していたことが明らかになった。
PushDoctorの報告書によると、運動レベルを監視するために、患者の22.8%がスマートフォン、タブレット、またはPCを使用している。さらにBMI(肥満度指数)を落とすために17%が、心拍数を測定するために16.9%が、日々の食生活やカロリー摂取量を管理するために15.2%が、睡眠の質を監視するために12.9%が、そしてSNSで症状を共有し、友人の意見を求めるために5.1%が、このようなデバイスを使用している。
しかし、医者と情報を交換するためにテクノロジーを利用していることに関して言えば、その数字は落ちる(オンライン上で医者と生体データを共有している患者が6.3%、医者と動画コンサルティングを行なっている患者が5.1%、医者と電子メールで相談を行なっている患者が4.4%、そして医者とオンライン上でチャットをしている患者が4.0%)。
概して、患者は介入的なものとしてよりも、教育的なものとして健康ツールを捉えているが、接続された健康ツールについて肯定的な感情を持っている(84.4%の患者が自分たちの健康をより認識させてくれると語っていると同時に、22.5%の患者が自分たちの健康を管理するうえで、オンライン上のツールはより多くのことを感じさせてくれる、と言う。一方で、16.3%の患者が接続された健康ツールは、自分たちの健康をあまりにも認識させ過ぎるのではないかと恐れ、12.8%の患者がそれらを使用することでより心配になってしまう、と発言している)。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』7月28日掲載)
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