カリフォルニア州サンノゼを拠点とするAkibah社は、『GluCase』というグルコース測定器付きスマートフォンケースのクラウドファンディングキャンペーンを立ち上げた。同社CEOは、米国糖尿病学会の元会長であり、製薬会社Eli Lillyの糖尿病ケア常務取締役を務めたLarry Ellingson氏だ。
『GluCase』には、試験紙ディスペンサー、ランセット針、そしてセンサーという、通常のグルコース測定キットに含まれるすべてのツールが格納でき、キャリーケースを持ち運んだりする必要はない。
ユーザーが試験紙上に血液サンプルをセットすると、読み取り結果がBluetooth経由でコンパニオンアプリへと送られる。このデバイスと互換性があるの は、GluCaseブランドの試験紙のみである。読み取り結果は、ユーザーがアプリに入力する食事、活動、薬などのコンテキストデータとセットにされる。糖尿病患者がポータル経由で希望した場合、ユーザーのケアチームがデータにアクセスできるようになる。また、測定値が高過ぎたり低過ぎたりする場合にアラートを受信できるオプションもある。もし、その結果についてケアチームが患者と連絡を取りたいような場合は、患者の電話にアラートを送信することもできる。
このデバイスはまだFDAを通過していないため、Akibahは、Scanaduのようにクラウドファンディングで資金を集め、その後クラウドソーシングによる研究の一部として支援者にデバイスに配布する、という形をとるものと思われる。Indiegogoでの支援者たちには、デバイスは2016年6月、あるいはより早く出荷可能なら、少し早い時期には手元に届く予定、と伝えられている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』11月17日掲載)
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