フランスのコンパニオンアプリ企業Voluntis社は、AstraZenecaと提携し、卵巣癌の治療を受けている女性向けアプリの開発を進めている。特に本アプリは、高血圧や下痢を引き起こすかもしれない薬「cediranib」と「olaparib」による併用療法の副作用において、患者と臨床医の役に立つものだ。
Voluntisの最高経営責任者Pierre Leurentは、声明で「AstraZenecaは、医薬品開発におけるコンパニオンデバイスの使用に強く注目しています。当社の技術、医学、規制の専門技術と組み合わせたアプローチは、完璧なシナジーを生み出し、医薬品以上の働きで患者や医療供給者のニーズに最大限応え、個別の治療解決法を作り出してくれます」と述べた。
このアプリによって、現状以上に合理化した方法で患者が副作用を報告できるため、医者は必要に応じて服用量を調整できる。このアプリは全米癌研究所(National Cancer Institute)により、3つの異なる臨床試験でテストされる。最初の臨床試験は2016年の第一四半期に開始される予定。同社の発表によると、薬物治療を完全なものにするためにデジタルヘルスを用いることは、AstraZenecaにとって新しい戦略の開始でもある、としている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』12月7日掲載)
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