Juniper Researchの新しいレポートによると、ウェアラブルの世界では、スマートウォッチとフィットネストラッカーに機能的な違いはなく、両者の違いはブランドや見た目の美しさなどになりつつあることが述べられている。
レポートは、「『Gear Fit』や、より最近ではFitbitの『Charge HR』や『Surge』、『Razer Nabu』のようなフィットネスウェアラブルのいくつかのモデルでは、電話の着信やテキストの通知サービスに加えてフィットネスベースの機能もあり、場合によっては手首から電話に出ることができるものもある。これは、部品が小型化したことで、見た目の美しさへの影響を最小限に、それらをデバイスに組み込むことが可能になったためである。これにより、搭載されている機能が最終的には同一であったとしても、親会社のブランドによって、そのデバイスがフィットネストラッキング能力を持った時計なのか、通知機能のあるフィットネストラッカーなのかが決まることになる」と紹介している。
Juniper Researchによれば、このようなスマートウォッチとフィットネストラッカーの差がなくなった原因は、スマートウォッチの利用場面がまだ不明瞭であること、そして、より進んだ機能によってユーザーがデバイスから解放されたわけではなく、単にユーザーの注意があるスクリーンから別のスクリーンに移動しただけに過ぎない、ということにある。調査では、「スマートウォッチを買う予定はない」と答えた消費者の30%は、その理由に、スマートウォッチを持っていても使わないだろう、と考えていることが挙げられている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2016年1月14日掲載)
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