任天堂は、2014年に発表した睡眠追跡デバイスの開発を中断することを発表した。
2014年当時、任天堂の故岩田聡社長が睡眠追跡デバイスを発表した。任天堂は、これを2014年の第2四半期報告に続く会議の席で、同社の“生活の質向上デバイス”として言及、岩田社長は、この機器が2016年前半に発売されるだろう、と述べていた。
「その機器が睡眠データに基づいて、ユーザーの疲労度合いを測定するが、これはたくさんの楽しみを提供してきた任天堂の特徴を加味するものとなるだろう」と加えた。任天堂は、睡眠時の無呼吸を研究する米国拠点の企業ResMedと提携した。この機器はウェアラブルではなく、ユーザーのベッドサイドに置くデバイス。恐らく、Withingsの睡眠追跡システム『Aura』と類似している。
しかし、任天堂の君島達己社長は、先日の株主総会で「睡眠追跡デバイスを発表する計画はない」と述べた。
「“生活の質向上デバイス”に関して、本日の質問のなかで一切言及されていませんが、弊社は睡眠―疲労を主題としたデバイスが、実際に製品化の段階に入ることができるのか確信を持てないことから、2016年の末までにこれを発表する計画を持っていません。一方、弊社は生活の質向上の総合的な分野で、まだできることがあると信じています。そして、この分野への拡大の可能性を検討し続けています」と述べた。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2016年2月5日掲載)
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