『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“普通の腕時計がスマートウォッチに変身!バンドに取り付けるスクリーン『LINK』”
スマホに届いたメールやテキスト、着信などを手元で確認できるスマートウォッチは便利。だが、なかなかの値段のものが多く、踏み切れない読者もいるのではないだろうか。
そんな消費者の心理を汲み取って、このほどクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場したのが『LINK』。普通の腕時計のバンドに『LINK』を取り付けるだけで腕時計をスマートウォッチ化できるものだ。
そして、スマホとペアリングするとBluetoothで連携し、ノーティフィケーションやメッセージなどを『LINK』で確認できるようになる。
スマホの情報チェックの他にも、フィットネストラッカーとしても活躍する。歩数や走った距離、心拍数、消費カロリーなどを測定できるので、健康管理に役立つ。
記事原文はこちら(『TECHABLE』2016年5月20日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点
TECHABLEはヘルスケア以外でも新しいアプローチをしたガジェットを見つけてきて、日々配信してくれるユニークなサイトです。そのTECHABLEで紹介されたのが、既存の時計にスマートウォッチ機能を付けてくれる『LINK』です。
この『LINK』に近い発想の製品として、以前「Trivoly」を紹介しました。既存の時計をスマートウォッチ化するもので、厚さ3mmのコインのようなデバイスを時計の裏蓋に貼るものです。時計の裏に貼るので画面はなく、バイブと光で通知してくれます。ですので、内容の確認にはスマホを見る必要があります。通知さえわかればよい、歩数記録は後で確認できればよい人には十分な機能だと思います。
それに対し『LINK』は、時計本体の反対側、ベルトの留め金部分に画面があります。かなり斬新な発想ですね!
この『LINK』の今の時点でのメリットは、スマホの画面を見なくても内容が確認できること、NFC機能があるので、これをかざせば支払いができることです。
今の時点、と書いたのは、やはりスマホなしでも使いたいと思ってしまうところです。これだけの機能が備わっていれば、ランニングなどで、わざわざスマホを持って行かなくてすみます。さらに防水なら海などでも、スマホを持って行かないで沖に出られるなど幅が広がります。
スマートウォッチ、イマイチ進化が止まっているようにも思える今日この頃ですが、『LINK』を見て、まだまだユニークな製品が作っていけると感じられました。
『mHeath Watch』編集 渡辺 武友
株式会社スポルツのクリエイティブディレクターとして、健康系プロダクト、アプリ、映像などの企画・制作ディレクションを手掛ける。「Health App Lab(ヘルスアプリ研究所)」所長として健康・医療アプリの研究発表を行う。またウェアラブル機器、ビジネスモデルの研究を行ない、健康メディアでの発表や、ITヘルスケア学会 モバイルヘルスシンポジウムで講演を行う。
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