現行の尿検査法として尿検査紙が採用されているが、尿の量が著しく少なかったり、逆に過剰であったりした場合、エラーにより正確なデータが得られない可能性が高く、万全であるとは言えない。そのような現状を打破すべく、スタンフォード大学およびラトガース大学のエンジニアによって開発されたのが、スマートフォンを活用した尿検査キットだ。
パッド部分に尿を垂らした後、データへと反映されるのにかかる時間は30秒(最長で2分)である。その後のスマートフォンへのデータ転送時間を含めても、5分以内で検査が完了である。
今後はスマートフォンによる即時分析や主治医への結果の送信を可能にするアプリを開発予定であり、これをもって遠隔診療の礎が形成されることになる。
記事原文はこちら(『TECHABLE』2016年5月28日掲載)
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