GlaxoSmithKline(以下、GSK)がResearchKitアプリを発表した。同社は1年以上前からこのアプリへの取り組みを進めており、ResearchKitによる調査を実施する最初の製薬会社になるとBuzzfeedに伝えた。GSKによると『PARADE』と呼ばれるこの調査の名称は、実社会における関節リウマチ患者データ(Patient Rheumatoid Arthritis Data in the Real World)を意味している。
同社は、「この業界でAppleのResearchKitを調査の一部として用いるのは私達が最初です。今回は病気が患者たちの日々の暮らしにもたらす影響について調べます」と自社サイト上で述べた。「今のところ、医薬品の試験は行なっていません。医薬品の開発プロセスは、患者の考えや健康上の達成目標を研究に盛り込み、実際の患者から学ぶことから始まります。それこそまさに関節リウマチ患者に関して私達が収集したい情報なのです。この衰弱性疾患は、患者の生活に様々なレベルの影響を及ぼしています」。
GSKは、300人の関節リウマチ患者にアプリをダウンロードしてもらい、センサーと調査の組み合わせを利用することで、関節痛や疲労、心理状態、日々の活動、生活の質についても調査を行ないたいとしている。300人という数字は上限というわけではなく、12週間という比較的短い調査期間のなかで調査可能な患者の予想人数である。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2016年7月18日掲載)
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