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アメリカ国立衛生研究所(NIH)は、ピーナッツアレルギーに対処するための皮膚用パッチを調査している。
『Viaskin Peanut』と呼ばれているこのパッチは、フランスのパリ郊外を拠点とするDBV Technologies社によって開発された。このパッチは、皮膚に少量のピーナッツタンパク質を送り込み、アレルギーに対処できるように免疫システムを鍛え、その結果、免疫システムは今後ピーナッツから作られた製品を予期せず食べても、対処できるようになる。
この研究結果は、ピーナッツアレルギーを持つボランティアの3グループを、1年間調べたことからもたらされた。ひとつ目のグループは、偽薬を摂取していた。一方、その他のふたつのグループは、パッチ剤を通して1日100マイクログラムと250マイクログラムを摂取していた。ボランティアたちは4~25歳までの年齢で、ピーナッツに対する彼らの反応は、調査を始める前に測定されていた。この調査に引き続き、研究グループの比較によると、参加者は以前摂取できた量の10倍の量まで、ピーナッツタンパク質に耐えられることがわかった。皮膚から実際にピーナッツたんぱく質を摂取した参加者の50%が、多量のピーナッツタンパク質に耐えられた。一方、偽薬を摂取したグループは、12%しか同量のピーナッツタンパク質に耐えることができなかった。
記事原文はこちら(『medGadget』2016年10月27日掲載)
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