ワクチンを投与する小児科医は、小さな患者たちにする注射以外のなにかに集中させるため、色鮮やかなポスターを見せたり、指人形を付けて注意を向けさせようとしてきた。しかし、最近の試験的研究では、子供の気を紛らわす取り組みにバーチャルリアリティー(以下VR)が使用され始めている。
カリフォルニア州サンタバーバラとロンポクにあるSansum Clinicで、子供たち244人を対象にした研究では、およそ半分の子供たちが、季節性インフルエンザの予防接種を受けている間、海の景色を眺めるためにVRゴーグルが与えられた。両方のグループの親と臨床医による事後調査が行なわれ、VRゴーグルを与えられたグループは、なしで予防接種に挑んだ子供たちより、痛みや恐怖感を感じなかったと報告していた。
「Turbot 3D virtual reality goggle」を与えられた子供の親たちは、自分の息子や娘が、それぞれ48%と52%痛みが軽減されたと報告。臨床医は、75%の痛みと71%の恐怖感が軽減されたという、高い数字を報告していた。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2017年1月25日掲載)
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