米国糖尿病学会は、検証のためインターネット環境のある糖尿病患者の被験者を募集。条件は、18歳以上で肥満度指数25以上、2型糖尿病と診断されるHbA1c値が上昇していて、メトホルミン以外の薬剤を一切投与されておらず、インターネットへアクセスができること。応募者のなかから条件に合った25名(介入群12名、対照群13名)に絞られた。
オンラインによる医療介入治療グループは、32週間の医療介入の間、16週間は毎週Eメールを受け取っており、その後の16週間は隔週でEメールを受け取っていた。対照グループはこの研究を通して、最初の4週は毎週Eメールを受け取り、その後は4週ごとにEメールを受け取っていた。治療グループは、低炭水化物ケトン食療法、ライフスタイル/行動に関する助言、身体活動と睡眠の増加に関するレッスンの付いたEメールを受け取っていた。 対照グループは、彼らの食事指針としてプレート法に関するEメールを受け取っていたが、それには、ライフスタイル/行動に関する助言は一切なかった。
研究の主な結果判定法は、HbA1c値の変化を調べることで評価可能な血糖コントロールであり、二次的な結果は体重だった。この結果は、医療介入が体重の減少とHbA1値の低下に繋がったことを実証した。介入治療グループでは、被験者の半数以上に、32週間でHbA1値の統計的に有意な減少があった。これは変化のなかった対照グループ(p = .02)のHbA1値と比較して、6.5%低かった。また、介入治療グループでは、体重にも統計的に有意な減少があり、このグループの90%が対照グループと比較して体重を減少させていた。
記事原文はこちら(『iMedical Apps』2017年3月16日掲載)
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