カナダの研究チームSCI Health Storylinesは、脊髄損傷患者のリハビリ支援を目的とした革新的なヘルスケアアプリを公開。このアプリは自己管理ツールとして開発され、入院患者のリハビリテーション環境で試験が行なわれた。
アプリには、腸や膀胱の管理、肌質評価に関する教育、運動の奨励、そしてさらに自律神経反射異常などの内容が盛り込まれている。加えて「マイストーリーライン」機能がアプリに実装されており、この機能を使ってユーザーは気分、症状、バイタルなどを記録し、1日の体験を日記に付けることができる。
アプリ内ツールの使用頻度とアプリとの関連性の評価が、本研究で行なわれた。入院中のユーザーの85%がアプリを継続的に使用し、1日当たり平均1.7の書き込みがあった。なかには、アプリを利用するのに介護者の助けを必要とするユーザーがいた(7人のユーザーは、手を使わない機能のみの利用となった)。退院時、腸の問題を自己管理することに有意な改善が認められ、他の項目でも統計学的有意差は認められなかったものの、改善傾向が認められた。
記事原文はこちら(『iMedical Apps』2017年4月28日掲載)
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