多くのスタートアップ企業が、摂取カロリーを記録するウェアラブルデバイスを開発してきた。しかし、こうしたデバイスが、本当に摂取カロリーをきちんと記録できているのかどうかについては、ここ何年かで議論が停滞していた。
カリフォルニア大学デービス校の研究グループは、『GoBe 2 Smart Life Band』のメーカーHealbe社と5年間の契約を結んだ。179ドルで販売されているこのバンドは、Flowの技術を採用し、人間の摂取カロリー、水分量、感情の状態などの様々な記録が可能とされている。Sara Schaefer博士は、「このバンドの可能性に非常に惹かれた」と話した。
そして、少なくともSchaefer博士は、その可能性が確かなものであることを実感しているはずだ。このデバイスがきちんと動作するかについてはまだ検証の余地があるが、Healbe社は早い段階でこのバンドを市場に発表したいと考えている。
Healbeは2014年にIndiegogoで100万ドルの資金を獲得し、そして2015年初頭に製品を公開したが、PandoDailyに手厳しい批判を受ることとなった。とりわけ、このデバイスが本当に広告にあるように、カロリーや栄養源を記録できることについて、エビデンスに乏しい点が指摘された。2015年の1月、この製品はついに公開され(少なくとも何人かのジャーナリストにはテスト用のデバイスが配られた)、賛否両論となった。デバイスにはバグがあり、デバイス以上にカロリー記録の機能にバグが多いとされていた。
記事原文はこちら(『mbihealthnews』2017年5月8日掲載)
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