スマホを利用した簡易ECGメーカーのAliveCorが、再びMayo Clinicと提携した。今回はQT延長症候群を検出するためのアルゴリズム開発を目的としている。QT延長症候群は、特に子供の場合、突然死を引き起こす可能性が多い心臓疾患だ。今回の提携内容には、Mayo ClinicがAliveCorに対し、非公開株式へ追加出資することも含まれている。
AliveCorのCEOであるVic Gundotra氏は、「多くの人の場合、遺伝子変異を抱えているため、QT時間が長くなり死に至るのです。特に子どもにこの症状が出ると、悲惨な結果へと至ります。前兆はありません。子どもが遺伝性のQT延長症候群を患っていて、今までまったく把握されなかったことが判明するのです。遺伝性のQT延長症候群を抱えているのがわかっていれば、治療法は色々ありますし、治療可能な場合が多いです」と述べた。
AliveCorと共同研究を進めているのは、Michael Ackerman医師で、QT延長症候群の研究では世界で第一人者のひとりだ。AliveCorの世界最大の心電計データセットと機械学習のノウハウの蓄積を、Ackerman医師のこれまでのQT延長症候群の研究成果と結び付けて活用することを目的としている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2017年7月19日掲載)
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