IBMとJDRFは、世界で一番糖尿病研究資金を調達している。この共同研究は、機械学習の方法を開発し、子どもの発症に寄与する要因を特定するために、1型糖尿病の研究データを分析している。
1型糖尿病(以下T1D)は、約125万人のアメリカ人に影響しており、現在のところ治療は存在しない。共同研究が試みようとするのは、JDRFの世界中の研究チームとのコネクション、そしてT1D研究における主題専門性をIBMの技術的性能とコンピューティング動力と組み合わせて、精密医療の分野での入口を作ることだ。
JDRF社長及びCEOであるDerek Rapp氏は、「JDRFでは、我々は1型糖尿病がない世界を見ることに完全に専心しています。そしてこの提携を通して、我々は世界でももっとも先進的なコンピューティング動力のいくつかを我々の使命に加えているのです。JDRFは世界中の研究者をサポートしていますが、なぜ子どもたちのなかにT1Dを発病するリスクを抱えた子どもと、そうでない子どもがいるのかがわかるようなやり方で、彼らのデータを包括的に分析することは今までにできませんでした。IBMの既存のデータの分析は、T1Dのリスク要因をまったく新しい方法で理解する、そしていつの日かT1Dを全体的に防ぐ方法を見つけ、扉を開いてくれる可能性があります」と声明で述べた。
IBMの科学者らは子どものT1Dを遅らせる、または防ぐ方法を特定するという目標を掲げ、3つの異なるデータセットを見比べて観察し、一端を担っている可能性があるパターンや要素を探し出すのに役立つ機械学習アルゴリズムを応用する。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2017年8月21日掲載)
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