薬の飲み忘れは簡単に生じ、不快な副作用などの要因が薬の飲み忘れに大きく寄与することがある。これは、複雑で長期にわたる治療を有する重篤な疾患に特に当てはまり、しばしば投薬治療を継続するときに服薬遵守の低下につながる。
AdhereTech社は、現在、世界中の患者にアドヒアランスプログラムを提供している。同社のスマートピルボトルと基礎となるソフトウェアは、服薬遵守を検出し、患者が服薬を逃した時に警告を発し、さらに重大な問題を検出した場合に患者の疾患専門薬局に直接通知できる(※専門薬局は、しばしば複雑な、またはまれな病状のために、特別な患者監視を必要とする薬を調剤する薬局を指す)。
AdhereTechのもっとも印象的なところは、薬を飲み忘れた時に光る白いボトルだ。同社は、その技術に関する多くの製品デザイン賞を受賞している。しかし、もっとも価値があるのは、ボトルの背後にあるシステムだ。「私たちのチームの半分はソフトウェアです」と共同設立者兼CEOのJosh Stein氏は言う。「データ分析と、患者に適切なタイミングで適切な介入を送信することがすべてです。データとソフトウェアが、デバイス自体と同じくらい大きな役割を果たします」。
データの流れはボトルから始まる。「このボトルは世界中どこにあっても、私たちにデータを送信します。基本的には、患者がいつ薬を飲んだのか、薬を飲んだのかどうかをシステムに伝えます」。
記事原文はこちら(『medGadget』2018年2月16日掲載)
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