オーストラリアのブリスベンに本拠を置き、呼吸器疾患診断に特化したResApp Health社は、現在スマートフォンを使用し、音で睡眠時無呼吸を検出する、同社の最新技術による実証実験を実施している。
ResAppが発表した臨床試験の予備結果によると、中重度の睡眠時無呼吸症候群患者の特定に、感度86%、特異度83%に達するという結果となった。
ResAppのCEO・代表取締役Tony Keating氏は、「我々は、閉塞性睡眠時無呼吸症の特定に関して、素晴らしい予備結果が出たことにとても興奮している。未診断の睡眠時無呼吸症候群患者数を減らすことについては、臨床的にも経済的にも必要とされており、我々はこのマスマーケットに対して、スマートフォンを使用することにより、高いスケーラビリティ、正確性、使いやすいスクリー二ングテストを提供できる。オーディオシグネチャを使用した呼吸状況を確認といった我々の専門知識を活用することで、大きな商業的チャンスを生み出した」と述べた。
この技術は、機械学習アルゴリズムを使用し、人の呼吸といびきの音によって睡眠時無呼吸の重篤度を検出する。使用者は、スマートフォンをベッドの横に置き、睡眠を記録することができる。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2018年4月12日掲載)
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