Alphabet傘下のVerily社は、グローバル製薬企業4社(Novartis、大塚、Pfizer、Sanofi)との新たな戦略的パートナーシップの締結を発表した。これにより、臨床研究プロジェクトにおけるデジタルデータ収集の簡易化や分析ツールの導入が可能になる。
Novartis、大塚、Pfizer、SanofiともにVerilyの『Project Baseline』プラットフォームを採用し、参加者が自らの医療データを容易に登録、提供できるようにすることで、研究対象集団の数の増加と多様化を図る。
『Project Baseline』は2017年以降、Verilyが開発したウェアラブルセンサー、「Study Watch」などのデジタルセンサーやEHRを活用したリアルワールドエビデンスの収集を目指す臨床研究者に採用されてきた。この相互運用プラットフォームは、登録、使用説明、自己報告のための患者対応エコシステムのほか、研究コーディネーターなどの研究者のための研究決定支援ダッシュボートや分析ツールを備えている。
発表によると、各製薬企業は『Project Baseline』プラットフォームを用いた新たな研究の立ち上げに取り組んでいるという。これにより、心疾患やメンタルヘルス、糖尿病などの幅広い臨床専門分野を対象にし、まだ名称のない学術研究機関や、患者会、プロバイダーシステムと提携することを目指している。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年5月21日掲載)
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