マルメを拠点とする医療機器会社Flowは、英国でうつ病を治療するための脳刺激ヘッドセットと治療アプリを発表した。
Johns Hopkins Medicineによると、このヘッドセットは、活動のバランスを取り戻す手助けをするために、経頭蓋直流電気刺激(tDCS。直流電流を使用して脳の特定部位を刺激する非侵襲的手法)を使用しているとのこと。価格は399ポンドで提供される。
「本製品は、脳の前頭部に9ボルトの電池相当の弱い電流を流すことで機能します。その結果、前頭葉の左部分で活動が増し、脳の右部分で活動が低下します」と、同社ウェブサイトで掲載された。
本ヘッドセットは、ヨーロッパでうつ病の治療に用いることを目的としたClass IIa医療機器であることが示されており、英国規格協会(BSI)から認証を受けている。
本製品にはアプリが付属し、動画コンテンツ、情報、アドバイスを提供する。これらは患者に対し、うつ病の諸症状を軽減することが知られている行動上の変化を起こすよう支援するためのもの。そして、治療は1セッションあたり30分間続き、6週間にわたり18回実施。その後、継続治療は週に最大2セッションまで可能だ。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年6月4日掲載)
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