英国の国民保健サービスであるNational Health Service(以下NHS)は、健康に関する情報を多く公開している。NHSデジタルで提供する熱性疲労と熱中症に関連する記事へのアクセスは、通常1日あたり平均4,200PVだったところが、今回の猛暑をうけ22,000PVまで注目を集めている。
今回NHSは注意喚起として「紫外線の危険度」を訴えている。“日光を少しだけ吸収するのは好ましいことだが、肌を危険にさらさないことが大切です。木陰を探したり、肌をカバーできるものを着用したり、定期的に日焼け止めを塗ったりして紫外線のダメージから肌を守るようにしましょう”
先月Cancer Research UKが警告したところによると、イギリスでは悪性黒色腫の割合が2004年から45%増加。10の症例のうち9つは、休暇中や家で肌をもっと気にかけていれば防げたものだったという。
デジタルヘルスによる保護としては、L’OréalのLa Roche-Posay『My Skin Track UV』が挙げられる。2018年のCESで発表された充電不要なセンサーだ。同社は昨年末にかけて、UVA光線とUVB光線を測定するこのデバイスのイギリスでの小売り価格は付属アプリがついて54.95ポンドであり、Appleのウェブサイトを通じて購入可能になる予定だと公表した。
アムステルダムに本社を置くSkinVision社は、人々が皮膚がんの初期兆候がないかを検査するのを助けることを目的とするがんのチェックのアプリを開発した。アプリでは、ユーザーはスマートフォンで肌のしみの写真を撮って、その写真に皮膚がんのもっともよくあるタイプに見られる兆候と似ている点があるかどうかに関してリスクを表示してもらうことができ、場合によっては医療のプロに相談することをおすすめされる。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年7月25日掲載)
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