メンタル支援のスタートアップSentio社は、感情の動きを感知するウェアラブルとコネクテッドサポートアプリを提供しており、開業資金として450万ドルを調達した。その資金調達はFelicis Venturesを中心として、Anthemis Exponential VenturesとSOSVのサポートのもとで行なわれ、同社の資金調達総額は630万ドルとなっている。
Sentioのフィールプラットフォームはフィールエモーションセンサーとして売り出され、心拍数や皮膚体温、電気皮膚反応などの生理学上の信号をモニターするリストバンドだ。これらの数値が同社独自のアルゴリズムに読み込まれ、このプラットフォームによって使用者の感情の動きのパターンが認識できる、と同社は説明する。その後接続されているコンパニオンアプリが、その使用者の気分に応じ、個別認知行動療法(CBT)による介入と教育によって対応するという。
「過去何十年間も、ヘルスケア提供者たちは客観的データを使ってあらゆるタイプの身体的障害を評価しトラックしてきました。しかし、メンタルヘルスに関してはそうした臨床的な効果を向上させる手段がありませんでした。歴史的に見ると、メンタルヘルスは定期検診の際にセラピストの診察室で行なわれるしかなく、患者への問診に頼るしかありませんでした」センティオの共同創業者でCEO を務めるGeorge Eleftheriou氏が声明の中でそう述べている。「当社は、 誰かが鬱状態やパニックアタックに陥っている時にテクノロジーがそれを把握し、彼らが最も必要とする時にサポートを提供して、ひとりきりで苦しむ人が二度と出ないような世界を目指しているのです」
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年10月10日掲載)
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