弱視や低視力といった視覚障害者でも装着するだけで目の前が見えるようになるメガネがあったとしたら、まるで魔法のアイテムのように感じるかもしれない。しかしそんな「魔法」をテクノロジーで現実化したプロダクトが、カナダの企業によって開発された。それがこのスマートグラス『eSight』だ。
『eSight』は目自体の機能を向上させるというよりも、テクノロジーによって目に視界を届けにいく点が特徴だ。具体的には、本来見えているはずの視界の映像をスマートグラスの内蔵カメラがキャプチャーし、2つの有機LEDスクリーンに表示することで、装着者が「見える」仕組みになっている。このため弱視や低視力といったように、わずかでも視力がある人向けのデバイスとなっている。
『eSight』はすでに日本を含む世界各国で医療機器として販売されている。
記事原文はこちら(『Bouncy』 2020年5月27日掲載)
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