AppleとGoogleが共同で作成したスマートフォンベースの新型コロナウイルス向けの接触者通知システム(ENS)は、世界中の保健機関による包括的な接触追跡の取り組みを支援する素晴らしい取り組みだ。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染蔓延は、Bluetoothの仕組みが決められたときに誰もが想定していなかったものだった。そこでBluetooth Special Interest Group(SIG)は、ENS技術の利用範囲を拡大するため、ウェアラブルデバイスとスマートフォンを連動させることでENSを利用可能にする新しい仕様の作成に取り組んでいる。
具体的には、手首に装着したスマートウォッチや健康トラッカーのようなデバイスであっても潜在的な濃厚接触を追跡し、新型コロナウイルスに感染した可能性のある対象者に通知を提供する各種システムを利用できるようになる。Bluetooth SIGは、対象機器をウェアラブルに拡大することで、一般的にスマートフォンを所持していない人、つまり、幼い子供や児童、介護施設にいる高齢者などがENSによる通知を受けられることを目指す。
記事原文はこちら(『TechCrunch』 2020年8月19日掲載)
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