いびきや睡眠時無呼吸症候群を治療するための選択肢は、まだ多くはない。睡眠時無呼吸症候群の治療には、CPAPという鼻に空気を送る器具やマウスピースが使われることが多いが、どちらも寝てる間に装着するもの。うまく使えて深く眠れるようになる人がいる一方で、どうしても器具が気になって寝られないという人もいる。でも米国食品医薬品局(FDA)が新たに承認した『eXciteOSA』は、寝るときじゃなく起きてる間に短時間使うだけの、新発想の治療法。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に舌やのどの筋肉がゆるんで、気道が閉じてしまうことで起こる。そこで『eXciteOSA』は、起きている間に舌の筋肉を刺激して、眠ってもゆるみにくい状態に鍛えていくそう。舌の筋トレというわけだ。
『eXciteOSA』は口にくわえて使うマウスピース型器具で、舌の上下に2つずつ、計4つの電極が付いる。電極からは筋肉を刺激する弱い電流が流れ、電流の強さはスマホアプリから調節可能。腹筋を電気で鍛えるやつみたいな感じでしょうね。治療にはまず6週間、1日20分このデバイスを使うが、その後は週1回でOKとなる。
記事原文はこちら(『GIZMODO』 2021年2月9日掲載)
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